育毛剤では毛は生えないという真実 その理由とは？
育毛剤を使用しても生えない理由は、生やすことが目的ではないためです。
育毛剤の主な効果は抜け毛防止であり、抜け毛を減らすことでヘアサイクルを正常にするのが目的です。
抜け毛が減少すると、失われる髪が減るのは間違いありません。
髪を減らさないための効果はあるため、決して使用しても無意味ではありません。
初期の薄毛ならば、育毛剤で抜け毛を予防するだけで治ることが多いのです。
特に女性の薄毛は治りやすいので、男性以上に育毛剤が効果的です。
育毛剤で生えない理由には、生やすことが極めて難しいこともあります。
頭皮環境が崩れた状態が長く続くと、髪は急激に減り始めます。
洗髪後の排水口が真っ黒になるので、誰が見ても薄毛の前兆だと気づくでしょう。
そのまま放置しておくと、髪の密度が減って地肌が目立ってきます。
薄毛予防のためには、たまに頭皮に触れて感触を確かめておくことも大切です。
ペタペタするようになったら、地肌が広がっている証拠です。
髪が多いときはペタペタした感触はないはずです。
育毛剤を使用してもほとんど髪が増えないという方がいますが、これは効果がないわけではないのです。
髪を増やすよりも先に、抜け毛を減らすことが先決です。
抜け毛が減ってからもしばらく使用を続けると、産毛が生えてくることもあります。
指で頭皮を触れると、産毛が生えた部位は感触が変わるのでわかります。
産毛が生えない理由としては、薄毛が重度になっている、または間違った育毛剤の使用をしていることなどです。
初期の薄毛は比較的簡単に治りますが、重症化するほど元に戻すのが大変です。
髪のボリュームがかなり減った状態だと、使用してもほとんど効果を得られないこともあります。
薄毛対策は1日でも早く始めたほうが、効果を得られる確率は高いのです。
間違った育毛剤の使用方法としては、頭皮が清潔ではない状態での使用があります。
シャンプーの仕方が悪くて毛穴に皮脂が詰まっていると、育毛剤が毛根まで届かないことがあります。
頭皮がベタベタしている方は脂性肌の状態にあるため、皮脂量を減らしていく必要があります。
皮脂を適量にするためには、洗浄力が強めのシャンプーを使用して皮脂をしっかり落としてから、コンディショナーで油分を補給することです。
古い皮脂は完全に除去する必要がありますが、皮脂を落とした状態にしておくと頭皮が乾燥するため、洗髪するたびに油分を補給します。
育毛剤の効果を発揮させるためには、頭皮を普通肌に近づける必要があるのです。